エコキュートの選び方

光熱費をグッと削減！わが家に最適なエコキュート選び

「オール電化にリフォームしたい」

毎月の光熱費をできるだけ安くしたい」

そんなご要望をお持ちの方に最適なのが、ヒートポンプ給湯機「エコキュート」です。ガス給湯器とはお湯を作る仕組みから選び方まで大きく異なります。

このページでは、エコキュート導入で後悔しないために、基本的な仕組みからメリット・デメリット、ご家庭にぴったりの一台を見つけるための選び方まで、詳しく解説していきます。

エコキュートは、「空気の熱」を利用してお湯を沸かす、非常に効率的な給湯システムです。

まず、ファンを回して屋外の空気を取り込み、「ヒートポンプユニット」で空気中の熱エネルギーだけを集めます。その熱を圧縮することで高温にし、その熱を利用して水を温め、お湯を作ります。

ガスを燃焼させてお湯を作るガス給湯器とは異なり、主に電気料金が割安な深夜の時間帯に一日分のお湯を沸かし、「貯湯タンク」に溜めておく、という点が大きな特徴です。

ガス給湯器からの交換を検討する際は、以下のメリット・デメリットをしっかり理解することが重要です。

メリット

デメリット

導入コストが高い: 機器本体や設置工事費が、ガス給湯器に比べて高価になります。
広い設置スペースが必須: 屋外に「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」の2つを設置するためのスペースが必要となります。
湯切れのリスクがある: タンクに溜めたお湯を使い切ってしまうと、再度お湯が沸くまで時間がかかります。
運転音がする可能性がある: 主に深夜、ヒートポンプが「ブーン」という低い音を立てて稼働します。寝室の近くや隣家との距離が近い場所への設置は注意が必要です。
水圧が弱くなることがある: 瞬間式であるガス給湯器に比べ、シャワーなどの水圧がやや弱く感じられる場合があります。（近年は高圧給水タイプも増えています）

エコキュート選びで最も重要なのが、ご家庭のお湯の使用量に合ったタンク容量を選ぶことです。湯切れを防ぐため、少し余裕を持ったサイズ選びをおすすめします。

来客が多いご家庭や、将来的に家族が増えるご予定がある場合は、ワンサイズ大きめのタンクを選ぶと安心です。

エコキュートの機能は、主に3つの給湯タイプに分かれます。

給湯専用タイプ
蛇口やシャワーからお湯を出すだけの最もシンプルな機能です。手動でお湯はりをする必要があります。
オートタイプ
「自動お湯はり」機能が付いています。お湯がぬるくなった場合は、手動で「高温さし湯」をして温度を上げます。
フルオートタイプ
「自動お湯はり」に加え、「自動追い焚き・保温」「自動たし湯」まで全て自動で行う最も高機能なタイプです。いつでも快適なバスタイムを実現できるため、現在一番人気があります。

設置スペースの形状やお住まいの地域の気候に合わせて、最適なモデルを選びましょう。

形状で選ぶ
- 角型（標準タイプ）
  最も一般的なタイプで、製品の選択肢が豊富です。
- 薄型（スリムタイプ）
  奥行きがスリムなため、狭小地や通路など、設置スペースが限られる場合に適しています。
地域仕様で選ぶ
- 一般地仕様
  ほとんどの地域に対応する標準モデルです。
- 寒冷地仕様
  冬場の冷え込みが厳しい地域向けのモデル。凍結防止ヒーターなどが強化されています。埼玉県の秩父エリアなど、冬の最低気温が-10℃を下回る地域にお住まいの方におすすめです。

各メーカーが、独自の付加価値で快適性や省エネ性を競っています。

エコキュートは長期的に見て光熱費を削減できる非常に魅力的な給湯器ですが、初期費用や設置スペースの問題など、すべてのご家庭に最適とは限りません。

埼玉給湯器相談センターでは、お客様の現在の光熱費やライフスタイルを丁寧にお伺いし、ガス給湯器とエコキュートのどちらがよりお客様のメリットになるか、プロの視点から誠実にアドバイスいたします。

まずはお気軽にご相談ください。