- 逃し弁や室外機からの水は正常な排水である場合が多いこと
- 水漏れ箇所別の原因・費用の目安・緊急度
- 水道代が上がったときに使える自治体の漏水減免制度

エコキュートの下が濡れている。
故障なのか、放っておいてよいのか判断がつかない。
エコキュートの水漏れは、そのすべてが故障というわけではありません。逃し弁から沸き上げ中に水が出るのは、水がお湯になるときの膨張分を逃がしている正常な動作です。室外機の下が濡れるのも、多くは結露によるドレン水です。
一方で、貯湯タンク本体からの漏れや、運転が止まっているのに水が出続ける状態は、点検が必要なサインです。
この記事では、まず正常な排水と異常な水漏れの見分け方を示したうえで、箇所別の原因と対処、応急処置、費用の目安、水道代の減免制度までを順に整理します。
結論|エコキュートの水漏れを見つけたら最初に確認すること


慌てて業者に連絡する前に、3点だけ確認してください。正常な排水であれば、対処は必要ありません。
その水漏れは正常な排水かもしれない
次の3つは、いずれも設計どおりの動作です。
- 逃し弁から、沸き上げ中に水が出ている
- 室外機(ヒートポンプユニット)の下が濡れている
- 配管の表面に水滴がついている
詳しくは次章で解説します。この3つに当てはまるなら、故障ではない可能性が高いと考えてください。
すぐ対処すべき水漏れの見分け方
反対に、次の状態は点検が必要です。
- 貯湯タンク本体から水が出ている(脚部や側面から染み出している)
- 運転が止まっているのに水が出続けている
- 漏電遮断器(ブレーカー)が落ちる
- 水道メーターのパイロットが、蛇口をすべて閉めても回っている
水漏れを見つけたときの最初の3ステップ
- どこから漏れているかを確認する(本体/配管/逃し弁/室外機)
- 写真を撮る(保険や水道料金の減免申請で必要になります)
- 正常な排水でなければ給水元栓を閉める
この順番で進めれば、必要な情報を残したまま被害を止められます。
故障ではない水漏れ|正常な排水の3パターン
エコキュートの水漏れ相談で多いのが、この3つです。いずれも機器の仕組み上、水が出るのが正常な状態です。
逃し弁からの排水|沸き上げ中の膨張水
逃し弁(貯湯タンク内の圧力を逃がす安全弁)からは、沸き上げ中に水が出ます。これは水がお湯になるときに体積が大きくなり、あふれた分が排出されているためで、故障ではありません。
コロナは公式のFAQで「お湯が出るのは水からお湯になるときの膨張分で故障ではありません」と説明しています(出典:株式会社コロナ 公式FAQ/確認日:2026年8月1日)。
目安として、沸き上げが行われる深夜から早朝にかけて排水口から水が出ているなら、正常な動作と考えられます。
室外機(ヒートポンプユニット)からのドレン水
ヒートポンプユニットは空気中の熱を集めてお湯を沸かします。その過程で内部の熱交換器に結露が生じ、結露水(ドレン水)が本体の下から排出されます。エアコンの室外機から水が出るのと同じ仕組みです。
とくに気温が低い時期や湿度が高い日は水量が増えます。室外機の下が濡れている=故障、ではありません。
ただし、水ではなく油のような跡がある、水量が明らかに異常、といった場合は点検を依頼してください。室外機のトラブル全般はエコキュートの室外機(ヒートポンプ)|異音・水漏れ・故障の対処で整理しています。
配管まわりの結露
給水配管や貯湯タンクの表面に水滴がつくことがあります。これは室内の窓が結露するのと同じ現象で、夏場に起きやすくなります。
ただし保温材が破れている箇所で結露が続くと、配管の劣化や凍結の原因になります。保温材の破損を見つけたら補修を依頼してください。


正常な排水と異常な水漏れの見分け方
| 確認する点 | 正常な可能性が高い | 異常の可能性が高い |
|---|---|---|
| 水が出る場所 | 逃し弁の排水口、室外機の下 | 貯湯タンク本体、配管の接続部 |
| 出るタイミング | 沸き上げ中(主に深夜〜早朝) | 運転していないときも出続ける |
| 水の量 | 少量。しばらくすると止まる | 止まらない。水たまりができる |
| 水道メーター | すべての蛇口を閉めると止まる | 蛇口を閉めてもパイロットが回る |
| そのほか | 機器は正常に動いている | エラー表示、ブレーカーが落ちる |
水道メーターの確認方法は後述します。迷ったときは、この表のうち水道メーターの項目がもっとも確実な判断材料です。
エコキュートの水漏れ箇所別の原因と対処
ここからは、実際に修理や部品交換が必要になる水漏れです。箇所によって原因も費用も緊急度も変わります。
貯湯タンク本体からの水漏れ
タンクの側面や脚部から水が染み出している状態です。この記事で扱うなかで、もっとも深刻な箇所です。
内部の容器の腐食や溶接部の劣化が原因で、部品交換では対処できません。タンクごとの交換になり、費用は本体を入れ替える金額に近づきます。設置から10年以上が経っている場合は、修理ではなく交換を前提に検討する段階です。
配管の接続部・保温材からの水漏れ
給水管、給湯管、ふろ配管の接続部から漏れるケースです。パッキンの劣化、接続部のゆるみ、凍結による配管の破損が主な原因です。
- パッキンの交換で直ることが多く、費用は抑えやすい
- 冬季の凍結による破損は、気温が上がってから漏れに気づくことがある
- 保温材が破れていると凍結しやすくなるため、あわせて確認する
逃し弁・減圧弁からの水漏れ
前章のとおり沸き上げ中の排水は正常ですが、運転していないときも水が出続ける場合は故障の可能性があります。コロナの公式FAQでは、停止中に水が出る原因として次の2つが挙げられています。
- 逃し弁にゴミが挟まっている
- 減圧弁または逃し弁そのものの故障
ゴミの噛み込みであれば、逃し弁のレバーを動かして水を出すことで、引っかかっていたゴミが一緒に排出され、解消することがあります。ただし操作の手順は機種によって異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。
レバー操作で止まらない場合は、部品の交換が必要です。
ヒートポンプユニット(室外機)からの水漏れ
前章のとおり大半はドレン水ですが、次の場合は点検が必要です。
- ヒートポンプ配管の接続部から漏れている
- 運転していないときも水が出続けている
- 水量が明らかに多く、水たまりができる
ヒートポンプ内部の冷媒回路に不具合がある場合、修理費用は高額になります。
ふろ配管・循環アダプターからの水漏れ
浴槽の循環アダプター(浴槽内の丸い金具)まわりや、ふろ配管から漏れるケースです。パッキンの劣化が多く、部品交換で対応できることがほとんどです。
浴槽側の水位が勝手に減る、追い炊きをすると床が濡れる、といった症状で気づくことがあります。
水漏れ箇所別の原因・費用の目安・緊急度
| 漏れている箇所 | 主な原因 | 緊急度 | 対処の方向 |
|---|---|---|---|
| 貯湯タンク本体 | 内部容器の腐食、溶接部の劣化 | 高 | 交換が前提。修理は困難 |
| 配管の接続部 | パッキンの劣化、凍結による破損 | 中〜高 | 部品交換で対応できることが多い |
| 逃し弁・減圧弁(停止中) | ゴミの噛み込み、弁の故障 | 中 | レバー操作で解消しなければ部品交換 |
| 逃し弁(沸き上げ中) | 膨張水の排出 | — | 正常な動作。対処は不要 |
| ヒートポンプ配管 | 接続部のゆるみ、パッキンの劣化 | 中 | 部品交換または接続の調整 |
| ヒートポンプ内部(冷媒回路) | 冷媒漏れ、内部部品の故障 | 中 | 高額修理。交換との比較が必要 |
| 室外機の下(ドレン水) | 熱交換器の結露 | — | 正常な動作。対処は不要 |
| ふろ配管・循環アダプター | パッキンの劣化 | 低〜中 | 部品交換で対応できることが多い |
費用の目安は後述の「修理費用の目安」で、メーカーの公表値をもとに整理しています。症状別の修理費用全般はエコキュートの修理費用|症状別の相場と修理か交換かの判断基準をご覧ください。
水漏れの応急処置と止め方
異常な水漏れだと判断したら、被害を広げないための処置をします。手順は次のとおりです。
給水元栓(止水栓)を閉める
貯湯タンクへの給水を止めれば、漏れも止まります。給水元栓は貯湯タンクのそばに設置されていることが一般的です。位置は取扱説明書で確認できます。
注意点として、給水を止めるとお湯も使えなくなります。タンク内に残っているお湯は、給水圧を利用して押し出す仕組みのため、給水を止めると出なくなります。
漏電遮断器を切るべきケース
電気部品に水がかかっている、ブレーカーが落ちる、焦げたにおいがする、といった場合は、エコキュート専用の漏電遮断器を切ってから連絡してください。感電や火災を防ぐためです。
ただし冬季にブレーカーを切ると凍結予防運転も止まります。凍結の恐れがある時期は、業者に相談したうえで判断してください。
やってはいけない対処
- 本体やヒートポンプユニットを分解する
- 漏れている箇所をテープなどで塞ぐ(圧力がかかり別の箇所が破損することがあります)
- 水漏れしたまま通電を続ける
- 凍結が疑われる配管に熱湯をかける
自己判断での修理は、保証の対象外になる場合があります。
応急処置のあとにすること
- 漏れている箇所と全体の状況を写真に撮る
- 貯湯タンク側面の銘板で型番を控える
- 水道メーターを確認し、漏水量の目安を把握する
- 依頼先に連絡する(保証の有無を先に確認)
水漏れの確認方法|どこから漏れているか自分で調べる手順
業者に連絡する前に自分で確認できることがあります。情報が揃っているほど、訪問時の対応が早くなります。
水道メーターのパイロットで漏水を確認する
もっとも確実な確認方法です。手順は次のとおりです。
- 家中の蛇口をすべて閉め、洗濯機・食洗機など水を使う機器も止める
- 水道メーターのボックスを開ける
- メーター内のパイロット(銀色または赤色の小さな円盤)を見る
- パイロットが回っていれば、どこかで漏水しています
回転が速いほど漏水量が多いことを示します。この時点でエコキュート以外の場所から漏れている可能性も含まれますので、漏れが確認できたら宅内全体を点検してください。
漏れている箇所を特定する手順
- 貯湯タンクの下と周囲が濡れていないかを見る
- タンク側面と脚部を、乾いた布で拭いてから再度確認する
- 逃し弁の排水口から水が出ているかを見る(運転状態も確認)
- ヒートポンプユニットの下と、ヒートポンプ配管の接続部を見る
- 浴室で追い炊きをして、循環アダプターまわりを確認する
拭いてから確認すると、新たに濡れてくる箇所が特定しやすくなります。
写真を撮っておく
水漏れの写真は、次の2つの場面で必要になります。
- 火災保険を申請する場合の被害状況の証明
- 水道料金の減免を申請する場合の状況説明
修理をすると現場は元に戻ってしまいます。修理前に必ず撮影しておいてください。全体が分かる引きの写真と、漏れている箇所の寄りの写真の両方があると確実です。
水漏れで水道代はどうなる?漏水減免制度の使い方
水漏れが続くと、その分の水道料金は使用量として計上されます。ただし条件を満たせば、自治体の制度で料金の一部が減額される場合があります。
漏水でどれくらい水道代が増えるか
増加額は漏水量と期間で決まります。少量でも数か月続けば、検針で気づいたときには大きな金額になっていることがあります。
普段より水道料金が明らかに高い、という連絡が水道局から届いて漏水に気づくケースもあります。水道メーターのパイロットを月1回確認する習慣をつけると、早期に発見できます。
自治体の漏水減免制度とは
多くの水道事業者が、漏水した際の水道料金・下水道料金の減免制度を設けています。目的は、漏水の早期発見と早期修繕を促すことです。
たとえば東京都水道局や川崎市上下水道局は、公式サイトで減免の案内を公開しています。ただし制度の有無・条件・減免率は自治体ごとに異なります。
減免を受けるための一般的な条件と申請の流れ
| 項目 | 一般的な内容 |
|---|---|
| 対象となる漏水 | 水道メーターより下流(宅内側)で発生した漏水 |
| 原因の条件 | 給水装置等の損傷・故障によるもの |
| 除外される場合 | 利用者の故意または重大な過失によるもの |
| 前提 | すでに修繕が完了していること |
| 申請者 | 利用者または所有者が自分で申請する |
| 必要書類 | 減免申請書、修繕工事の領収書または請求書の写し、状況が分かる写真など |
| 申請先 | お住まいの地域の水道事業者(水道局・上下水道局など) |
※上記は複数の自治体の公表内容に共通する一般的な整理です。実際の条件と手続きは、必ずお住まいの水道局にご確認ください(出典:東京都水道局、川崎市上下水道局ほか/確認日:2026年8月1日)。
減免の対象外になるケース
- 蛇口の閉め忘れなど、明らかに使用者の過失によるもの
- 修繕をせずに放置している場合
- 目視で確認できる箇所の漏水を長期間放置していた場合
- 制度自体を設けていない自治体の場合
申請には修繕の証明が必要になるため、修理の領収書・請求書は必ず保管してください。
エコキュートの水漏れはどこに連絡する?
連絡先は状況によって変わります。順番に確認してください。
保証期間内ならメーカー・施工業者
まず保証書を確認します。メーカー保証、延長保証、施工業者の工事保証のいずれかが残っていれば、無償で対応される可能性があります。
- 機器そのものの不具合(逃し弁、減圧弁、タンク)→ メーカーまたは延長保証
- 施工に起因する不具合(配管の接続部からの漏れ)→ 施工した業者の工事保証
保証が使えるのに有償で修理してしまうケースは少なくありません。連絡の前に書類を探してください。
保証期間外の場合の依頼先
保証が切れている場合の選択肢は3つです。
- メーカーの修理受付センター(症状別の概算料金を公表しているメーカーがあります)
- 購入した販売店・工事店
- 給湯器・エコキュートの専門業者(即日訪問に対応する事業者もあります)
水漏れは放置すると水道代がかさむため、訪問までの日数を確認したうえで選んでください。
水道局・指定給水装置工事事業者に頼むケース
エコキュート本体ではなく、宅内の給水管そのものから漏れている場合は、指定給水装置工事事業者が対応します。水道局に問い合わせると、地域の指定事業者を案内してもらえます。
どちらが原因か分からない場合は、まずエコキュートの業者に見てもらい、切り分けてもらうのが確実です。
連絡前に控えておく情報
- メーカー名と型番(貯湯タンク側面の銘板に記載)
- 設置年(保証の判断に必要)
- 漏れている箇所と、いつから漏れているか
- 運転中に漏れるのか、停止中も漏れるのか
- リモコンにエラーコードが出ているか
これらを伝えておくと、訪問時に必要な部品を持参してもらえる可能性が上がり、修理までの日数を短縮できます。
依頼先ごとの特徴と選び方は、下記の記事で主要12社の保証・対応エリアを比較しています。


エコキュートの水漏れ修理費用の目安
費用は漏れている箇所と交換する部品で決まります。メーカーが公表している概算料金が判断の物差しになります。
メーカー公表の概算料金
三菱電機は、出張修理の概算料金を症状別に公表しています。水漏れの区分は次のとおりです。
| 症状 | 修理費用の概算(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 水漏れ | 16,500円〜68,200円 | 漏れの箇所や交換部品により変動 |
| 同上(冷媒回路の故障) | 上限を超える場合あり | ヒートポンプユニット内部の故障 |
| 見積診断 | 6,490円〜9,680円 | 修理をキャンセルした場合も発生 |
この金額には技術料・部品代・出張料が含まれます(出張料は基本料金20kmまで)。出典:三菱電機「修理料金の目安<三菱エコキュート>」(確認日:2026年8月1日)。三菱電機修理受付センターに直接依頼する場合の金額で、販売店経由や他メーカーでは異なります。
ダイキンが公表しているタンクの水漏れ修理費用
ダイキン工業は、タンクからの水漏れについて修理目安金額を38,000円〜69,000円程度(税込)と公表しています。想定される交換部品は三方弁、混合弁、風呂循環ポンプなどです。
出典:ダイキン工業 よくあるご質問「タンクから水が漏れている(修理金額)」(確認日:2026年8月1日)。保証期間が終了した場合の出張修理金額の目安で、出張料・技術料(点検費含む)・部品代を含みます。
三菱電機の水漏れの概算(16,500円〜68,200円)と比べると下限に差がありますが、上限はどちらも7万円前後です。見積りがこの範囲から大きく外れる場合は、内訳の説明を求めてください。
部品交換で済むケース
次の部品は単体で交換でき、供給されていれば修理で復帰します。
- 逃し弁、減圧弁
- 配管接続部のパッキン
- 循環アダプターのパッキン
- ヒートポンプ配管の接続部品
概算料金の下限に近い金額で収まることが多い区分です。
落雷・凍結が原因なら火災保険が使える場合がある
落雷、台風、雪害、凍結といった自然災害が原因の故障は、加入している火災保険の補償対象になる場合があります。
ただし経年劣化による故障は対象外とされるのが一般的で、適用の可否は保険会社と契約内容によって異なります。まず保険会社に確認してください。申請には被害状況の写真と修理見積書が必要になることが多いため、修理前の撮影が重要です。
詳しくはエコキュートの水漏れ・故障に火災保険は使える?で整理しています。
修理か交換か|水漏れで交換を検討すべきケース
水漏れの修理費用が高額になる場合、交換と比べて判断します。次の3つに当てはまるなら、交換を軸に考える段階です。




貯湯タンク本体からの漏れ
タンク本体の腐食や溶接部の劣化は、部品交換では対処できません。タンクごとの交換になり、費用は本体を入れ替える金額に近づきます。この場合は最初から交換の見積もりも取っておくほうが判断が早くなります。
設置から10年以上が経過している
修理で一時的に直っても、他の部位の劣化が同時に進んでいます。数年以内に別の箇所が故障し、再び費用が発生する可能性があります。
判断の目安として、修理費用 ÷ 修理後に使えそうな年数と、交換費用 ÷ 想定使用年数(10〜15年)を比べてください。修理側の1年あたりコストが上回るなら、交換のほうが合理的です。
補修用性能部品の保有期間が過ぎている
主要メーカーの補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後おおむね9〜11年です。期間を過ぎていると、そもそも修理を選べません。
注意したいのは、起点が「購入時」ではなく「製造打ち切り時」である点です。詳しくはエコキュートの寿命は何年?耐用年数と交換時期の7つのサインで解説しています。
交換の総額は、工事費・撤去処分費を含めて370Lクラスでおおよそ35万〜55万円、460Lクラスで40万〜65万円が目安です(相場・目安。機種と設置条件で変動します)。国の補助金が使える場合は、ここから自己負担が下がります。
エコキュートの水漏れを防ぐための日常の点検
完全に防ぐことはできませんが、早期に気づくことはできます。負担の少ない範囲で3つ挙げます。
定期的に目視で確認したい箇所
- 貯湯タンクの下と脚部が濡れていないか
- 逃し弁の排水口から、運転していないときに水が出ていないか
- ヒートポンプ配管の接続部
- 浴槽の循環アダプターまわり
月に1回、水道メーターのパイロットを確認する習慣をつけると、目視で見えない漏水も早期に発見できます。
凍結による配管の破損を防ぐ
冬季の水漏れで多いのが、凍結による配管の破損です。凍った時点では気づかず、気温が上がって解けたときに漏れ出すため、発見が遅れがちです。
- 冬期はエコキュートのブレーカーを落とさない(凍結予防運転のため)
- 配管の保温材・保温テープの破れを補修する
- 長期間家を空けるときは取扱説明書の手順に従う
保温材・保温テープの劣化
屋外の配管に巻かれた保温材は、紫外線で少しずつ劣化します。破れやひび割れを見つけたら早めに補修してください。放置すると結露・放熱・凍結のいずれのリスクも上がります。
室外機まわりの点検についてはエコキュートの室外機(ヒートポンプ)|異音・水漏れ・故障の対処もあわせてご覧ください。
エコキュートの水漏れに関するよくある質問(FAQ)
まとめ|まず「正常な排水か」を切り分ける
エコキュートの水漏れは、次の順番で判断すると迷いません。
- 正常な排水の3パターンに当てはまるか確認する(逃し弁の膨張水/室外機のドレン水/結露)
- 水道メーターのパイロットで、実際に漏水しているかを確認する
- 漏れている箇所を特定し、写真を撮る
- 給水元栓を閉め、保証の有無を確認してから連絡する
沸き上げ中に逃し弁から水が出るのも、室外機の下が濡れるのも、多くは正常な動作です。慌てて業者を呼ぶ前に、この2つだけは切り分けてください。
一方、貯湯タンク本体からの漏れや、設置から10年以上が経っている機器での高額修理は、交換と比べて判断する場面です。修理と交換の両方の見積りを取れば、1年あたりのコストで比較できます。見積りは無料で対応する事業者が多く、比べたうえで修理を選んでも損はありません。
参照した出典一覧
| 出典 | 内容 | 確認日 |
|---|---|---|
| 株式会社コロナ 公式FAQ「逃し弁から水が出て止まりません(貯湯式)」 | 沸き上げ中の膨張水/停止中の排水の原因 | 2026年8月1日 |
| 三菱電機「修理料金の目安<三菱エコキュート>」 | 水漏れの修理概算料金、見積診断料 | 2026年8月1日 |
| ダイキン工業 よくあるご質問「タンクから水が漏れている(修理金額)」 | タンクの水漏れ修理の目安金額 | 2026年8月1日 |
| 東京都水道局「水道料金・下水道料金の減免のご案内」 | 漏水減免制度の概要 | 2026年8月1日 |
| 川崎市上下水道局「漏水時の水道料金等の減免について」 | 減免の条件と申請の流れ | 2026年8月1日 |
| ダイキン・パナソニック・三菱電機・日立ほか 各社公式 | 補修用性能部品の保有期間 | 2026年8月1日 |
| 給湯省エネ2026事業 公式サイト | 交換時の補助金 | 2026年8月1日 |








